インターネットを活用して土地探しをするときは、地域性にも注目しましょう。三重県で暮らしたい人が土地探しをするのなら、三重県の土地情報を収集するときに、三つの情報源を活用すると良いでしょう。不動産会社、工務店、市役所です。不動産会社はインターネットで不動産物件を公開しています。
不動産会社のネットワークは広く、複数の不動産会社で同じ物件を同時に仲介している場合も多いです。特定の物件にこだわるよりも、どのような物件を取り扱っているのかに注目しましょう。広い範囲であっても、特定の住宅地や開発地に物件が集中している場合がありますし、不動産会社によって住宅地が異なる場合もあるからです。注文住宅の工務店は、リフォーム事業を通じて広い範囲で営業している場合が多く、土地物件を取り扱っているのではなく土地情報に精通していると言ったほうが正しいです。
土地情報と言っても伝言情報ではなく、実際に交流のある地主の所有地です。所有している土地を分譲したいと検討している地主の中には、不動産会社の仲介を敬遠している場合もありますし、ハウスメーカーによる地域開発に協力したくない場合もあります。その一方で個別に、信頼できる相手とは信用取引と同様に土地の売却や紹介をしたいと考えている場合も多いです。工務店は地主とのパイプ役を担っていると言っても良いでしょう。地主の信頼できる相手としては、工務店だけでなく、地域に事務所を構えている司法書士や行政書士も該当します。とくに不動産関連の取引や不動産登記の実例が豊富な司法書士は、工務店とも連携しています。
三重県で新築の一戸建てを購入するのなら、完成している建売分譲住宅を選ぶか、注文住宅で設計から施工まで任せて建築してもらうかの選択肢が代表的です。注文住宅の工務店は、安全性に配慮して建築しますので、住宅が完成したときに地盤沈下や建物傾斜の可能性がある土地への建築は請け負わない傾向があります。地盤を改善できる場合は柔軟に対応してくれますが、判断の基準になるのは第三者による地盤調査です。地盤調査士も工務店と司法書士と連携しています。
インターネット情報で注目したいのは、工務店のホームページを確認したときに、司法書士や地盤調査士へのリンク先がある場合です。住宅の建材となる林業の事業所へのリンク先も見逃せません。リンク先が豊富で、問い合わせ可能なメールフォームがあれば、まずは土地探しから相談できるか問い合わせてみると良いでしょう。